≪第3課≫ |
第3課は、小話風のスペイン語探しです。小話の中にその話の柱になるフレーズが、日本語になって隠れています。それを見つけて下さい。ノーヒントでは難しいので、該当箇所をアンダーラインで示してあります。お遊びなので文法上の不具合は黙殺しています。スペイン語がお分かりにならない方にはちょっと難しいかも知れません。 |
≪第一話≫ あるラテン音楽会の楽屋裏での話。 ★答えは下段にあります。 歌手A 「出演者の名前に、北島三郎の名前があるけど、本当なのかい?」 歌手B 「始めは冗談かと思ったけど、本当らしいよ」 歌手A 「へ〜 サブちゃんて、ラテン唄えるの?」 歌手B 「いや、でも彼の出演希望の弁がふるっているんだ。彼はこう言ったよ。 −−ラテンの皆さんは、こうゆう会で仲間の輪を作って交流があって素晴らしい。 俺はラテンは歌えないけど、皆さんと一緒に楽しみたい。歌心は同じなんだから。ーー」 歌手B 「そこで私は、サブちゃん、せめて演歌でな、と言ったんだ」 歌手A 「それでサブちゃんの歌はどうだった」 歌手B 「歌はなかなか良かったが、ギターの伴奏者が弦を強く張りすぎて、演奏中に切れて、 吹っ飛んでしまい、おまけに竿まで外れちゃったんだ」 歌手A 「そりゃ災難だったね、ところで、曲はなんていうの歌ったの」 歌手B 「張る張るギターで箱だけ・・・・・」 ≪第二話≫ プエルト・リコ旅行中のお話。 旅人A 「おい、昨夜俺をすっぽかして、San Juanの幽霊屋敷に行ったようだったけど、どうだった?」 旅人B 「出たんだよ、女の幽霊が。白い頭巾を被った上半身だけの尼さんだったんだけど、そりゃ〜ぞっと するような美人だった。もっとも、その前に全身冷や汗でびっしょりだったけど」 旅人A 「ふ〜む、それで・・・」 旅人B 「それがね、抱きつかんばかりの風情で、迫ってくるんで、俺、嬉しくなっちゃって、口説いたんだけど、 スペイン語が通じない。幽霊語は知らないから結局、逃げられたよ。」 旅人A 「写真は撮ったんだろうね。」 旅人B 「そりゃ〜もちろんさ。だけど現像したら何も写ってなかった。」 旅人A 「西洋の幽霊に効くのは、ロサリオ。そら見たことか、天上の霊界に通じている、俺を連れて行けば 何とかなったのに。」 |
第1話の答え あるラテン音楽会の楽屋裏での話。 「サブちゃん、せめて演歌でな」 と言う発音をスペイン語の綴りに直すと、「Sabu-chan se mete en cadenas」 となります。この意味は、「サブちゃんが輪に入ってくる」で、輪を表すcadenasが複数形なので、人の輪⇒集まり⇒音楽会に入る、になります。 第2話の答え プエルト・リコ旅行中のお話。 「サリオ、そら見たことか」 の発音をスペイン語で綴ると 「Salio' sola mitad con toca」 となります。Salio'=出た、sola mitad =半分だけ(上半身と訳すのはかなりこじつけです)、con=付けた、toca=修道女の頭巾。意味は、「頭巾を被った修道女の上半身が出た」となります。 |
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