ラテン・アメリカ人の人間生態学 No.9 【夫婦が円満な家庭生活を送れる秘訣】 アルゼンチン人のことを評して「アルゼンチン人とは、スペイン語を喋るイタリア人であって、米国人と同じ程度のサラリーと、英国並の生活水準を望み、喋る内容はフランス人的でありながら、選挙になるとグローバル・サウスの国々のレベルになり、日本人やカナダ人の実行力を賛美し、スイス人の几帳面さに憧れながら、イラク同然の社会体制に甘んじ、”自分からは決して優秀であるとは自惚れたりしない謙虚さを持っている” と思いながら他の国の方が劣っている」、と信じている人種であると言っている。 そのような人種の一組の夫婦が、円満な家庭生活を送っている秘訣を披露しました。幾つかあるが、その中から誰にでも真似できそうな項目を選びました。 1. 私と妻は、毎週1回レストランへ行き、美味しい料理を食べ、ほんの少しの赤ワインを飲んでいます。 (彼女は毎週火曜日、私は毎週金曜日に行く) 2. 私は、月に一度は妻に聞きます。 「何処か行きたい所はないか?」と。 彼女はいつも答えます。「何処か、今まで行ったことがない所がいいわ!」 (その答えにはいつも私は 「台所が良いと思うけど・・・」とつぶやきます)。 3. 私達夫婦は、外出する時はいつも、手に手を取り合ってゆっくり歩きます。 (手を離した途端、買物に走り出してしまうから・・・)。 4. 妻は殆ど全ての家庭用電気器具を使用しています。先日、私にクレームを言いました。「沢山の電気器具があるので、座るところがない」と。 (昨日、マッサージ用電気椅子を買いました。特別に高電圧と過度の電流が流れるスイッチをつ けてもらいました)。 教訓: 夫婦円満に過ごすのに難しいことを考える必要は全くないのである。 |